読書感想。『Mの迷宮』輪るピングドラム論
図書館で借りて読みました♪
『輪るピングドラム』の考察本なんだけど、
『少女革命ウテナ』、『風の谷のナウシカ(漫画)』、『新世紀エヴァンゲリオン』、
『魔法少女まどかマギカ』『レストレスドリーム』『銀河鉄道の夜』
にもたくさん触れられてました。
いろいろ書いてあって、どれも面白かったけど、
特に目から鱗だったのは、2つあって、
1つ目は、
ウテナの放送と同じころにちょっと流行っていたらしい『レストレスドリーム』という小説の存在。
主人公の女の人が夢の中でゾンビ王国に行って戦う、という内容で、
これがとても少女革命ウテナと似ているらしい。
ゾンビ王国を治める悪い王子を主人公が倒そうと頑張るんだけど、
王子の妹が色々邪魔をする。
でもその妹は、実は主人公の片割れで、
主人公は社会に反抗する精神、
妹は、社会に順応して、男に服従する精神、
をそれぞれ持っているらしい。
この構造が、ウテナにも取り入れられているんじゃないか、って書いてあったんだけど、
確かにウテナとアンシーと鳳暁生みたいだな~と感心した。
2つ目は、
ウテナとピンドラでは、「革命者」(=運命を変えようとする人)の髪の毛がみんなピンク色だったってこと。
まず、
ウテナの髪の毛はピンク色。(可愛い!)
御影草時の髪の毛もピンク色
「美しい思い出を持つ者だけが、願うことを許されるんだ。
今も、あの頃のままでいられたならば、と。
僕にはわかる。
君は僕と同じだ。
思い出を永遠にしたい願ってとやまない、
そんな人の目とおなじだ。」
眞悧の髪の毛もピンク
桃果ちゃんの髪の毛もピンク
たぶんあんまり重要な設定じゃないけど、
一番すごい!って思った。
以上。感想おわり!