羊をめぐる冒険 感想。

 

休憩時間に読んだ『羊をめぐる冒険』のこの一節。
この本読み始めて最初のときめきを感じた。
この一瞬のためだけに村上春樹読んでる。
こういうすごい文章が何百ページかに一回あって、
それを探し出すためだけに、長編と中編を読んでる。
 
短編のほうが幾分このときめくすごい文章を掘り当てる間隔が狭くて、
だから村上春樹の小説は短編のほうが断然好き。
 
『神の子はみな踊る』っていう短編なんか、
私の感性にぴったり合ってて、
ほぼ全ての文章にときめく。
 
「神の子はみな踊るのです!」
って主人公が誰もいない夜の野球場の真ん中、白いライトの下でカエルダンスをするの。
最高だよ。
初めて読んだ時からすごくリアルにシーンを思い浮かべることができた。
 
何が言いたいかっていうと、
全ての村上春樹の長編と中編は、「神の子はみな踊る」の感動には遠く及ばないながらも、
何百ページかに一回、すごい文章があるってこと。
 
羊をめぐる冒険』なんて、ここまで退屈過ぎて、何度読むのやめようと思ったか。
主人公のせっくすなんてどうでもいいんだよ!
ただの耳フェチじゃん
とか思ってたけど、
やっぱりこういう文章を書けるのは村上さんだけなので、仕方なく読む。
 
 
なんだかんだ言って、村上春樹がけっこう好きなんだな。
実のところ。